糖尿病を引き起こす活性酸素、そして水素との関係性。糖尿病に水素がとても効果的であることは、「水素と糖尿病」ご理解いただけたと思います。ここではさらに水素と糖尿病の合併症について、詳しくご説明します。
糖尿病の合併症はなぜ起きる?
糖尿病には、恐ろしい合併症があり、失明・心筋梗塞・脳梗塞などを引き起こすことはご説明しました。 ではなぜこんな合併症が起きるのでしょうか?「糖尿病は体中の血管をボロボロにしてしまう」こんな話を聞いた事がある方も多いでしょう。毛細血管の集まる目や、血管トラブルが死につながる心臓や脳。そう糖尿病の合併症には“血管”が関係しているのです。
血管の内部では、血糖値が高い状態のままだと「糖化反応」が起こります。これにより本来血管を作るためのタンパク質が「糖化タンパク質」に変化。元の機能が失われ、血管が正常に作れなくなるのです。さらに、大問題なのが、この糖化の過程で細胞を傷つける悪玉活性酸素が大量に生み出されること。悪玉活性酸素が血管を傷つけ、結果として血管のいたる所で酸化トラブルが起きます。これが血管の障害=糖尿病の合併症を招くのです。
水素で大切な血管をケア
そして、この「糖化タンパク質」。実は最新の研究では高血糖だけでなく加齢によっても増加する“老化”の原因物質であることが分かっています。糖化反応によって血管内で大量に生まれる悪玉活性酸素が、身体を“酸化ストレス”状態にかたむけ、様々な血管トラブルを起こす。加齢によって起こる動脈硬化なども、これと同じメカニズムで起きると考えられています。
血管内で大量に発生する悪玉活性酸素をいかに取り除き、血管を若々しい状態に保てるか。ここでも水素が大いに活躍します。糖尿病の合併症としても知られる動脈硬化に対しても水素が効果的に働くことは医学的に証明されています。